成分の名前をひもとく

スルフォラファンとSGS。成分表示で迷わないために

ブロッコリースプラウトの商品を見ていると、「スルフォラファン」「グルコラファニン」「SGS」と、いくつもの成分名が出てきます。同じものなのか、違うものなのか。名前の関係と、一日分の成分量を知るための表示の読み方を整理してみましょう。

ブロッコリースプラウトの新芽のイメージ。成分量を示す写真ではありません

まずは、二つの成分の違いから

スルフォラファンには、もとになる成分があります

スルフォラファンのもとになる成分が「グルコラファニン」で、SGSはその別名。ブロッコリースプラウトに含まれるグルコラファニンが、酵素の働きなどで変化すると、スルフォラファンが生まれます。商品を見比べるときは、まずこの二つの成分を区別することから。

新芽の栄養や食べ方の全体像は、「ブロッコリースプラウトとは?」にまとめています。

01

グルコラファニン・SGS・スルフォラファンの違い

グルコラファニン
ブロッコリーなどに含まれ、スルフォラファンのもとになる成分です。説明文で見かける「前駆体」とは、変化する前の成分のこと。
SGS
「スルフォラファングルコシノレート」の略称で、グルコラファニンの別名。原料メーカーの商品説明にも使われています。1
ミロシナーゼ
グルコラファニンからスルフォラファンへの変化を助ける酵素。
スルフォラファン
グルコラファニンから生まれる成分です。名前は似ていますが、もとのグルコラファニンとは別のものです。2

商品によっては、成分名に「SGS」と添えてあることも。読み方に迷ったら、すぐそばの注釈を見ると、何を指す名前なのかがつかみやすくなります。

02

スルフォラファンは、
腸内細菌の働きでも生まれる

もとになる成分グルコラファニンSGSとも呼ばれます

植物のミロシナーゼの働きまたは、腸内細菌の働き

そこから生まれる成分スルフォラファングルコラファニンから変化した成分
成分のつながりを描いた図です。変化する割合や、商品の効果を表すものではありません。

ブロッコリースプラウトを切ったり噛んだりすると、グルコラファニンと植物の酵素が反応し、スルフォラファンが生まれます。でも、噛むことだけが変化のきっかけではありません。摂取したグルコラファニンは、腸内細菌の働きによってもスルフォラファンへ変換されます。2

このため、グルコラファニンを飲料で摂る方法も研究されています。変換される量や吸収量には、加工方法や酵素の働き、腸内環境などによる違いがあります。2

生野菜を味わう日も、手軽に飲みたい日も

新芽の歯ざわりを楽しむのは、生野菜ならでは。けれど、毎日の買い物や下ごしらえを負担に感じることもあるでしょう。そんなときは、水に溶かして飲む粉末タイプも選択肢に。生野菜と栄養や成分が同じということではなく、準備の手軽さから選べる取り入れ方です。

03

成分量は「何の成分が、一日分に何mgか」で見る

01 何の量?どちらの成分のこと?

グルコラファニンなのか、スルフォラファンなのか。まずは数字の隣にある名前を見てみましょう。

02 何を測った?原料の話?一袋の話?

原料中の成分の割合(%)か、完成した一袋の成分量(mgなど)か。数字が何を測ったものかを確かめます。

03 どのくらいの量?実際に食べる量では?

「100g当たり」と「一日分」では、数字の大きさも変わります。同じ量にそろえると見比べやすくなります。

原料の含有率だけでは、一日分の成分量はわからない

「原料中のグルコラファニン○%」は、その原料に含まれる成分の割合。一袋に使う原料の重さがわからなければ、一袋分のグルコラファニン量は計算できません。一日分の成分量を知りたいときは、原料の含有率ではなく、完成した商品の表示を確かめてください。

成分の含有量だけでは、吸収量や効果はわかりません

食品に含まれる量と、体内での吸収量は別です。研究で使った原料や飲料の結果も、そのまま別の商品に当てはまるわけではありません。

04

成分表示がわからないときの、販売元への聞き方

「グルコラファニンは、一日分に何mg入っていますか?」。知りたい成分と食べる量を伝えると、販売元にも質問の意図が届きやすくなります。成分名を読み上げにくければ、箱や説明ページの写真を添える方法も。

  • 名前この数字は、グルコラファニンとスルフォラファンのどちらを示していますか?
  • 一袋分、一日分、原料100g当たりのどの値ですか?
  • 根拠完成品の分析値ですか、それとも原料の規格から計算した値ですか?

中身に納得できたら、食べ方にも目を向けて。料理に添えて楽しむのか、手軽に用意できる形がよいのか。自分の暮らしとの相性も、選ぶ大切な理由です。

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成分名について、よくある質問

SGSとグルコラファニンは違いますか?

SGSは、グルコラファニンの別名として使われます。商品の説明で見かけたときは、添えられた注釈も見てみてください。

グルコラファニンとスルフォラファンは同じですか?

別の成分です。もとになるグルコラファニンから、酵素の働きなどでスルフォラファンが生まれます。

成分の含有量が多いほど、吸収量も増えますか?

含有量だけでは判断できません。成分の種類、加工法、酵素の働き、個人差などにより、体内で変換される量や吸収量は異なります。

生のスプラウトと加工食品を、同じ成分量だけで選べますか?

成分量だけで同等とはいえませんが、選ぶ理由は数字だけでもありません。新芽の歯ざわりを楽しむなら生野菜、下ごしらえを省きたいなら水に溶かす粉末も候補に。成分名と目安量に加えて、自分の食卓で無理なく用意できるかを考えると選びやすくなります。

成分の違いを知って、自分に合う商品選びへ

聞き慣れない名前にも、それぞれに意味があります。成分の流れがひとつ見えたら、あとは気になる商品の説明へ。数字だけでなく、味わい方や手軽さも重ねながら、自分に合う取り入れ方を探してみてください。

SGSに関心はあるけれど、生野菜の準備を毎日は続けにくい。そんな方には、SGSを含む原料を使った粉末という選択肢もあります。天然美活のブロッコリースプラウトEXもそのひとつ。水に溶かして用意できるので、いつもの食事と一緒に取り入れられます。

参考資料

  1. AL-FOODS「ブロッコリー種子エキス末」(成分名称の説明を参照)原料説明を見る
  2. Egner PA, et al. Bioavailability of Sulforaphane from two broccoli sprout beverages. Cancer Prevention Research. 2011.論文を見る

資料確認:2026年9月7日。文章改訂:2026年9月8日。成分名と表示の読み方を説明する記事です。原料資料や研究は、天然美活の商品の効果を示すものではありません。

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