青汁全体の原料や選び方は、「青汁とは?」の基礎案内でご紹介しています。
01
「原材料名」と「栄養成分表示」を見分ける
ケール、大麦若葉など、使われている材料を知るための欄。原則として使った重さの多い順に並ぶので、主な材料を知りたいときは最初のほうへ。添加物は、ほかの原材料と区別して表示されます。1
栄養をどのくらいとれるかは、こちらの欄に。包装された一般的な加工食品には、原則としてエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の五つが載っています。商品によっては、ビタミンや食物繊維などの記載も。2
「ケールを使っているんだ」とわかったら、次は栄養の欄へ。材料の名前だけではわからない、一杯の中身が見えてきます。
02
「100g当たり」を「一日分」に直して比べる
片方の箱は「100g当たり」、もう片方は「一袋当たり」。同じ食物繊維の欄でも、このままでは量を比較できません。それぞれの商品の一日分に直すとどう変わるのか、下の架空の商品A・Bで見てみましょう。
架空の表示例/実際の商品の数値ではありません
商品Aの例
- 表示の基準
- 100g当たり
- 食物繊維
- 40g
- 一袋の粉末量
- 3g
- 一日分の案内
- 1袋
40g × 3 ÷ 100
一日分は 1.2g
商品Bの例
- 表示の基準
- 1袋当たり
- 食物繊維
- 0.8g
- 一袋の粉末量
- 3g
- 一日分の案内
- 2袋
0.8g × 2
一日分は 1.6g
一日分の栄養を比べる、三つの手順
- 01表の上の「○○当たり」を探す
「100g当たり」なのか「一袋当たり」なのか。栄養の表のすぐ上にある言葉が、最初の手がかりです。
- 02一日分は何袋か、見てみる
同じ一袋3gでも、一日の目安が一袋か二袋かで、摂る栄養の量が変わります。比べるために飲む量を増やすのではなく、商品の目安に合わせましょう。
- 03気になる栄養を、ひとつ選ぶ
食物繊維が気になるなら、その欄から。全部を一度に比べようとせず、選びたい理由に合う項目を見るとすっきりします。
03
単位・表示の省略・「糖類ゼロ」の読み方
gとmg。単位が変わると、数字も変わります
「μg」はマイクログラム。たとえば500μgと0.5mgは、書き方が違っても同じ量です。栄養成分の数値を比べるときは、g・mg・μgのどれで書かれているかまでひと目。
「表示がない」は、「ゼロ」とは限らない
ビタミンなどは、必ずすべてが表示されるわけではありません。食物繊維は表示が勧められている項目です。載っていないからといって、入っていないとは限りません。気になる栄養が見当たらなければ、販売元に尋ねてみましょう。2
「糖類ゼロ」と書いてあったら
糖類は、糖質の一部。糖質と食物繊維を合わせたものが炭水化物です。だから「糖類ゼロ」でも、炭水化物やエネルギーまでゼロとは限りません。気になる項目は、それぞれの欄で見てみましょう。3
牛乳や豆乳を加えると、栄養も変わる
表示されているのは粉末だけの栄養か、牛乳などで作った後の栄養か。粉末だけの表示なら、加えた飲みものの栄養は別に考えます。牛乳や豆乳を使うときは、味わいと栄養に加えて、乳・大豆のアレルギーにも注意してください。
04
栄養に加えて、味・作りやすさ・費用も比べる
- 材料どんな葉や材料を使っているか。アレルギーや苦手なものはないか
- 量一日分は何袋か。栄養の表は何袋分の数字か
- 中身気になる栄養はどのくらいか。比べるなら同じ単位で
- 暮らし好みの味を試せるか。作りやすさや一日分の費用はどうか
さっと作れること。好みの味であること。一日分の費用が無理のないこと。栄養の数字に、そんな自分の希望を重ねていくと、選ぶ理由が少しずつはっきりしてきます。
数値が確認できても、自分に適した量を判断できるとは限りません。服薬中や食事制限のある方は、商品名と原材料・栄養表示を医師、薬剤師、管理栄養士に示して確認してください。青汁を飲む前の注意点もご覧ください。
05
栄養表示の、よくある質問
100g当たりと一袋当たりは、どう比べますか?
100g当たりの値に一袋の重さを掛け、100で割ると一袋分になります。その後、商品の案内に沿った一日分の袋数を掛け、同じ項目・単位で比べます。
ビタミンの表示がなければ、入っていないのですか?
表示がないだけでは、入っていないとは言えません。すべての栄養が必ず載るわけではないので、気になる成分は販売元に確認してみてください。
ケールの栄養成分表を、その青汁の数字として使えますか?
葉そのものと、青汁一杯の栄養は別です。使う量や作り方が違うため、飲む商品の表示を見てください。
この記事の商品A・Bは、実際に販売されていますか?
実際の商品ではありません。表示の違いを伝えるために作った例で、天然美活商品の数字でもありません。
栄養表示を、納得して選ぶための手がかりに
箱の裏を読むのは、難しい知識を増やすためではなく、自分の一杯に納得するため。気になる材料や栄養がひとつわかれば、それも選ぶ手がかりです。好みの味や作りやすさと合わせて、暮らしになじむ一杯を探してみてください。
原材料や一日分の栄養を知ったら、次は実際に飲む場面へ。水だけで用意できるか、一回分を量る手間はないか。表示を読むことで中身に納得できて、用意する姿も思い浮かぶ。そんな商品を候補にしてみましょう。
参考資料
資料確認:2026年9月7日。文章改訂:2026年9月8日。図版・数値の比較例は編集部が作成した架空の例です。制度や商品表示は変更される場合があります。
